■現場レポート■また国家資格
山岸です。
欲しいなぁ、と思って頑張って取る資格と、必要に迫られて絶対に取らなければいけない資格があります。
今回は、「石綿含有建材調査者」。これは、後者に当たります。
石綿(アスベスト)って知っていますか?
ニュースや新聞などでたまに見かけるかと思いますが、人が吸引してしまうと肺がんや中皮腫などになってしまう、大変恐ろしい物質。
でもこの物質は、つい最近まで建築材料として使われていましたし、現存する建物にたくさん存在しています。
解体や工事などでいじらなければ、または風化しない限りそのままで大丈夫。
現在は、製造・販売もしていないのですが、一般住宅でも2006年9月1日以前の着工された住宅は注意が必要です。
一定規模・金額以上の工事については、もう調査・報告義務が始まっています。
簡単な修理や補修工事でも事前調査が必要になっています。
解体はもちろん、リフォームや改修・修繕工事を行う時には、その建物に使われている建材に石綿が使われているかどうか、専門の知識を持った有資格者の事前調査が必要になります。(2023年10月1日から義務化)
その事前調査が行える国家資格が「建築物石綿含有建材調査者」。
先日の講習会に参加し、取得完了しました。